モルタル造形とは
お客様のイメージに合わせ
モルタルを使ってオリジナルなデザインを造形で表現
コンクリートやモルタルを使ったデコレーティブコンクリートの技術の中でも特に熟練を必要とするのが、モルタル造形やモルタルカービングと呼ばれる造形工法です。
主に壁面にモルタルを塗りつけて、それが固まるまでの柔らかいうちにナイフで削ったり、ブラシで叩いたりして、あたかも本物の石やレンガなどを積んだように作り上げる特殊技術。モルタルを使用した彫刻のイメージです。
基本的には完全なハンドメイドで、職人のセンスと技術によって全くオリジナルなものを作り上げます。その昔の日本の左官では擬石とか擬木と呼ばれていた分野に近いですが、現在のモルタル造形はおもにディズニーなどのアニメやファンタジーのテーマパークや映画セットを作る際に米国から伝わってきたものです。
造形サンプル
施工フロー
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カービングミックス塗り付け
下地調整がされたセメント系下地に対し、水道水で混練りしたカービングミックスを塗りつけます。
鏝圧をかけながら下地に食い込ませるイメージで薄くしごくように塗り付け、追っかけで所定の厚みになるように塗り重ねます。
モルタルをカラー化する場合には専用トナーを混練りしカラー化します。 -
レイアウト
塗り付けたカービングミックスが適度に締まったら、千枚通しなどを使いモルタル面に大まかにレンガや石積みのレイアウトを割り付けし、けがきます。
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カービング(彫刻)
レイアウトを参考に、鏝で削る、逆に盛り付ける、ブラシで叩くなど様々な道具を用い石やレンガ、木などの表現を行います。
造形が完了したらそのまま数日乾燥させます。 -
仕上げ(エージング)
十分に乾燥した造形面に仕上がりのイメージに近くなるように塗装を行います。
石やレンガや木に濃淡や陰影などを施してより自然に見えるような塗装を施します。
モルタル造形の場合長い年月を経過したようなアンティークな仕上げにすることが多いため、この塗装をエージング塗装と呼ぶことも多いです。
関連機材・消耗品
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カービングミックス
モルタル造形のために開発された壁面に凹凸のある立体表現を手軽に行えるようにした専用モルタルです。
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