フォークリートトレーニング参加者インタビュー「三ツ和塗装・三ツ森和馬さん」②
(前回からの続き)
(前田)
三ツ森さんはフォークリート以外のマイクロセメントをお使いになったことはありますか?
(三ツ森さん)
お話した特殊塗装の講習会で、MPCというマイクロセメントを紹介されました。MPCは防水機能を特に謳ってはいないのですが、防水性を謳ったマイクロセメントとしてはシメントアートも紹介していただきました。シメントアートは防水性はあるのですが、素材としてはフォークリートよりは柔らかく、テーブルなどを置くと脚の跡が付いてしまう可能性があるということを聞いたことがあります。
(前田)
ところで、三ツ森さんはこれまでのお仕事の中で実際にマイクロセメントをお使いになったことはありますか?
(三ツ森さん)
ありません。自分の周りでも、マイクロセメントを実際に使ったという話を聞いたことはありません。栃木県という土地柄もあるのかもしれませんが、特殊塗装やマイクロセメントといった、比較的新しいものについてはまだ現場で使われる段階に至っていないようです。特にマイクロセメントについては聞いたことがない、または知らないという人がほとんどだと思います。
(前田)
東京ですらマイクロセメントの知名度はそれほど高くないですものね。話が前後しますが、数あるマイクロセメントの中で、三ツ森さんが特にフォークリートに注目された理由は何でしょうか?
(三ツ森さん)
やはり防水性の高さですね。ベルギー産のマイクロセメントをキッチンテーブルに使ったという人から話を聞いたことがあるのですが、水がかかったりするとシミができやすいと言っていました。ダイニングテーブルなどでも変色する部分が出てきたり、私自身それを見たことがあります。
(前田)
ご自身でシミになった部分をご覧になったのですね?
(三ツ森さん)
見ました。結構目立っていて、塗り直しした方がいいと思われる感じでした。トップコートが塗ってあったとは思いますが、トップコートが剥がれてゆくにつれて徐々にシミになってゆくのだろうと思いました。
(前田)
ご自身でそういうご経験をされた上で、フォークリートの防水性に注目されたのですね。
(三ツ森さん)
そうです。フォークリートはトップコートを塗らなくでも防水性が確保できているという話でしたので、シミとかもできにくいと期待しました。
(前田)
ところで、三ツ森さんは普段どのエリアを中心にお仕事をされておられますか?
(三ツ森さん)
栃木県足利市を中心に、車で一時間程度の範囲内で仕事をしています。北は宇都宮市、南は隣接する群馬県の桐生市、伊勢崎市などです。
(前田)
そのお仕事のエリアにおいては、マイクロセメントを使う仕事は、今のところほとんどないのですね?
(三ツ森さん)
ないと思います。聞いたこともあまりないですね。
(前田)
マイクロセメントの知名度が上がり、その存在が知られるようになれば、今よりも使われるようになると思いますか?
(三ツ森さん)
例えば新築の住宅の床、壁、天井などで、水回りの箇所であれば使われるようになる可能性があると思います。また、コスト的にクロスなどと同じ程度になれば、さらに使われるようになると思います。
(前田)
三ツ森さんのお仕事におけるフォークリートの販売戦略についておたずねします。三ツ森さんは今後、どのようにしてフォークリートとフォークリートを使ったお仕事を展開してゆこうとお考えですか?
(三ツ森さん)
まずは新築中の自宅のバスルームから始めてみて、それをショールームにして工務店さんや建設会社さんに見ていただこうと考えています。フォークリートの実物を実際に見ていただくことでイメージと理解を効率よく掴んでいただけると思います。
(前田)
自分の身近な範囲から、出来ることから始めてゆくというマーケティング戦略ですね。
(三ツ森さん)
そうですね。弊社は小さな会社ですので、どこまで広げられるのかわかりませんが、まずはやってみようと思います。あとはSNSですね。施工の様子を動画におさめ、SNSに投稿して拡散させる。インスタグラムなどで拡散できれば、情報が速く広範囲に広まると思います。フォークリートは防水性の高さが売りですので、その防水性の高さが一目でわかるような動画を拡散させることでフォークリートの存在と優位性が知れ渡ると思います。
(前田)
最後に、フォークリートに期待することやご意見がございましたらお願いいたします。
(三ツ森さん)
フォークリートに接してまだ日が浅いので何とも言い難いのですが、フォークリートの防水性という強みを最大限に活かせる施工の経験を重ねて、スキルを積んでゆければと思っています。フォークリートは価格的にはそれなりに高いですが、防水性が求められる現場でニーズにマッチすると、採用される可能性は高いと思います。
(前田)
なるほど。栃木県でのフォークリートの今後の展開に期待ですね。本日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
(三ツ森さん)
こちらこそ、ありがとうございました。
(取材協力)
三ツ和塗装株式会社代表取締役 三ツ森和馬さん
(執筆者)
経営コンサルタント 前田 健二(まえだ・けんじ)
大学卒業と同時に渡米し、ロサンゼルスで外食ビジネスを立ち上げる。帰国後は複数のベンチャー企業のスタートアップや経営に携わり、2001年に経営コンサルタントとして独立、新規事業立上げ、アメリカ市場進出を中心に支援を行っている。
