About型押しアスファルトとは
型押しアスファルトとは、アスファルト舗装の表面そのものを
石畳やレンガ敷のように変えてしまう画期的な工法です。
アスファルト舗装は初期工事費が安い、交通開放が早い、大面積でも短い工期で施工ができるなど
舗装材として数々の優れた長所を持ちあわせ、今や世界中でなくてはならないものですが、
一方で、見た目が黒いだけで殺風景、劣化しやすいという2つの大きな難点がつきものでした。
型押しアスファルトはこの2つの難点を劇的に解消し、見た目が美しく、
耐久性に優れたアスファルト舗装に変えることができる付加価値の高い工法です。
アスファルトを撤去してやり変えるのではなく、現状のアスファルト舗装そのものを
石畳みやレンガ敷きに見えるように凹凸をつけ現場で直接成型加工します。
Feature型押しアスファルトの特長
施工場所は無限大
型押しアスファルトは世界中どこにでもある普通のアスファルト舗装をそのまま使えるので、施工できる場所は無限大。歩道も車道も広場でもアスファルト舗装があればどこでも施工が可能です。
割れや剥がれが起きずメンテナンスの手間がかかりません
型押しアスファルトはアスファルト舗装の表面そのものを立体的に成型加工するため、アスファルト舗装と完全に一体化。石やレンガなどのように剥がれたり割れたりガタつきが起こることがありません。雑草の繁茂などもなくメンテナンスの手間がかかりません。
優れた経済性
舗装材の中では最も安いアスファルト舗装をそのまま使用します。縁石などのデザインも型押しアスファルトだけで表現できます。アスファルト舗装の費用と型押しアスファルトの費用だけで現場が完了するためとても経済的です。
自在なデザインが可能
型を押して模様をつける、型を押さずにコーティングだけする、縁石のようなボーダーデザインを曲線で作るなど型押しアスファルトだけで目的や予算に合わせ自在にデザインを変えられます。
滑りにくく安全な舗装材です
型押しアスファルトは型押しにより舗装の表面に立体的な意匠を施すだけでなく、防滑性に優れた専用塗料でコーティングするため未処理のアスファルトに比べ大幅に滑りにくくなります。滑りやすい場所、雨の日でも安心して歩行できます。
耐久性と柔軟性に優れたコーティング材
アスファルト舗装はコンクリートと違い動きや伸びがつきものですが、専用コーティング剤はアスファルトの伸びや動きに追従して剥がれない柔軟性と車両の通行に耐えられるだけの十分な耐久性を併せ持ちます。水性ベースの塗料としては非常に優秀な性能を落ち合わせております。
Flow型押しアスファルトの施工の流れ
01.墨出し
施工箇所のアスファルトに型押しの為の基準位置をマーキングし、墨出しを行います。
02.アスファルト加熱
型押しを施したい場所を、専用路面加熱ヒーターを使って140℃程度に加熱してアスファルトを軟化させます。
表層30㎜くらいまでの骨材が動けるようにじっくりと内部まで加熱します。03.型押し
適切な温度にまで加熱し軟化した箇所にテンプレートを設置し、コンパクターにて上から加圧しアスファルトにテンプレートを押し込みます。
充分に押し込んだらテンプレートを外し模様を刻印します。04.コーティング
型押しされた舗装面に対し専用コーティング材を塗布して完成です。
Maintenance型押しアスファルトのメンテナンス
日常のお手入れ
型押しアスファルトは施工直後より少し時間が経って細かいほこりや多少の汚れが模様の微細な隙間や目地部に入り込んだくらいの方がより自然に馴染ます。
道路にも使うものですので、特に日常のお手入れは不要です。

長期的には
専用コーティング材は、生活道路などの交通量がある一般車道に使っていただいた場合で、3~5年ほどでカーブの箇所や頻繁に車がブレーキをかける場所など局所的に負荷がかかる場所で、徐々に塗装が擦り減ってくる場合がございます。
気になる場合には何度でも再塗装することが可能です。
また、配管の取り換えなどでアスファルトをはがしてやり直した場合にもその部分だけ再度型押しし、再塗装してしまえば補修後も目立たなくなり時間の経過とともに馴染んでいきます。
