
スタンプウォールとは壁面に塗りつけた専用特殊モルタルに、石積みやレンガ、木目などの
模様の型を押し付けて立体的な意匠表現を行う工法です。
スタンプウォールで使用する材料は、壁面にスタンプ工法をするために開発した
専用軽量モルタル〈スタンプウォールミックス〉を使います。
擬石や天然石では手間のかかる「積んだ石」を手軽に表現するのが得意。
タイルなどの工場生産品にはない現場施工で形を作るハンドメイドの良さと、型押しによる
効率的な施工を併せ持つ工法です。

大面積でも素早く施工できます
材料を塗りつけて端から順にスタンプで模様を転写するので、ひとつひとつレンガや石を貼っていくのに比べ、素早く広い面積の施工が完了します。1日当たり100㎡ の施工も可能です。 とくに、複雑に積み上げられた石積みのデザインなどになればなるほど、石を貼るのに比べ施工が早くできます。
軽量モルタルで躯体に負担がかからない
スタンプウォールに使用する専用モルタル『スタンウォールミックス』は比重が1.25で普通モルタルより40%ほど軽く、厚塗りしても躯体に負担がかかりにくいです。石貼りに比べ圧倒的に軽いので内装の壁の仕上げに使って安全です。
豊富なカラーバリエーション
全体に反映されるベースカラー10色と陰影色12色の組み合わせで120通りのカラーバリエーションが表現できます。
凹凸、色調など自然石の素材感をそのまま再現。オリジナルのデザインも可能です。
スタンプウォールは自然石や本物のレンガと見間違うばかりの質感と自然な色調が楽しめます。 標準のデザインのほかにもオリジナルデザインの型を作成することも可能です。
幅広いシチュエーションで活躍。曲面にも対応
スタンプウォールはセメント系の材料が塗布できる場所であれば内外装問わず使用できます。柔軟なゴム型を使った型押しの為、曲面の壁にも追従し型押しができます。円柱状の柱などにも対応します。 buy cialis online india
手作りならではの温かみのある仕上がり
スタンプウォールは工業製品で寸分の狂いのないタイルなどと比べ、ある意味手作りならではのファジーなところやアバウトさがあります。それが逆に手作り感のある優しい風合いと魅力です。

01.プライマー塗布
下地壁面とスタンプウォールの接着性を強化するためにプライマーを塗布します。
スタンプウォールを施工するための下地は、発砲骨材の入ったモルタルや下地調整用モルタルなどを使用し、櫛引仕上げなどを行ってスタンプウォールミックスの食いつきがよくなるような塗り方にしておきます。02.スタンプウォールミックス塗り付け
プライマー処理を行い乾燥した壁面に、専用カラートナーでカラー化したスタンプウォールミックスを所定の厚みに塗り付けます。
このモルタルのカラーが全体の色を決めるベース色となります。03.スタンプ処理
塗りつけたスタンプウォールが適度に締まったタイミングで、施工面とスタンプマットにリリースオイルを適量噴霧しながらスタンプマットを壁面に押し付け、模様を転写していきます。
04.カラーリリース水溶液塗布
型押しされた壁面はそのまま数日乾燥させた後、カラーリリース水溶液を塗布します。
この色が模様の凹部に入り込み陰影を演出する色となります。05.ワイピング(カラーリリースふき取り)
塗りつけたカラーリリース水溶液が半乾きになった時点で、水で濡らしたスポンジ等を使用し、仕上がりのイメージに近づけるようにカラーリリースをふき取ります。
06.クリア―シールX塗布
施工面が十分に乾燥したら、発色性と防汚性を向上させるためのクリア―シールXを塗布して完成です。

日常のお手入れ
スタンプウォールは、施工直後より少し時間が経って、細かいほこりや多少の汚れがモルタルの微細な隙間に入り込んだくらいの方がより自然に馴染ますので、特にお手入れは不要です。

長期的には
スタンプウォールの仕上げには、発色性と防汚性を向上させるために、クリアーシールと呼ばれる無色のコーティング剤を塗布しています。これにより雨やモルタルを侵す異物が外から侵入しにくくしています。
しかし、これもあくまで塗装であり永久的なものではない為、この塗装が劣化して薄くなってくると保護の効果が少なくなってきます。
このクリアーシールの保護膜がなくなってしまっても使用上差支えはないのですが、汚れ等はつきやすくなるため、見た目の美しさを長期にわたり確保したいとお考えでしたら、保護膜が完全になくなってしまう前に3~5年ごとにクリアーシールの再塗付をしていただければより一層長持ちします。
雨がかからない場所や屋内の壁面ではほとんどその必要はございません。
